サラリーマンのあしあと

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「さとり世代」について調べてみました

「さとり世代」って知ってますか?
僕は恥ずかしながら、最近になって知りました。
ゆとり世代は知っていたのですが、「さとり世代」という言葉は知りませんでした。


「さとり世代」がどのあたりの世代かというと、いろんな説があるらしいのですが1990年~に生まれた世代という説が有力のようです。
だいたい20代半ば以下の世代がメインで、ゆとり世代とはかぶるのでゆとり世代の中に「さとり世代」が含まれる感じのようです。



「さとり世代」の特徴は「欲がない」ことで、恋人はいらない、車はいらない、旅行はいかない、結婚したがらない、ぜいたくしたがらない、お金は生活できる必要最低限があれば良く、とにかく安定を望む世代です。


人間関係も必要以上には広げたがらない、だから人づきあいもほどほどで休みは家で過ごすことが多い。
でも、自分の趣味にはお金をかける、そんな世代の人たちです。



今、物が売れない時代ですが「さとり世代」の物欲のなさが影響しているという説もあるようです。


「さとり世代」はバブル崩壊後に生まれた子たちの世代です。
バブル崩壊後の一般家庭では父親の給料が大幅に減ったり、購入した土地や家の価値が短期間で半分以下になったり、ローンの返済に追われたり、中高年男性の自殺が増えたりとさんざんでした。
どこの家庭もバブル時代のぜいたくな生活からはかけ離れた節約生活を余儀なくされました。



そんな時代に生まれた子供たちは、家計をやりくりするのに精一杯の親に育てられました。
親にはぜいたくよりも堅実さを教えられたのです。
そして、欲しいものも買ってもらえない子たちは、ぜいたくな生活を知らないまま大人になりました。



結果として、無意識のうちに欲をもつことをあきらめてしまったのでしょう。
ある意味、「欲がない」というよりも「欲をあきらめた」世代なのかもしれません。



「さとり世代」は就職するときも、こういうことがしたいとか将来出世して高給とりになってやるという野心はありません。
入りやすい会社に就職して、とりあえず当たりさわりない程度の給料をもらって、むりのない安定した生活を求めています。


「人は人、自分は自分」と考える「さとり世代」は、会社の飲み会にも参加せず家に帰ってゆっくり過ごすのです。



ただし、「むりのないほどほどの安定した生活を手に入れたい」という欲だけはあるようです。





「さとり世代」をなんとなくでも理解していただけましたか?

今回「さとり世代」を調べてみた理由は、会社の若者たちがまったく欲のない生活をしていて、仕事も当たりさわりなく無難にこなし、さっと定時で帰っていく姿にジェネレーションギャップを感じたためです。
まわりの話を聞くと「さとり世代」だから仕方がないという意見がありました。



僕は「さとり世代」とは真逆で、欲のかたまりみたいな人間です。
20代なんかは、野心がありすぎてかなり偏った考え方をしていました。



はたして、バブル崩壊後に生まれた子たちを「さとり世代」でひとくくりにするのがよいのかどうかについては疑問に思う部分もありますが、世代の傾向については「欲がない」になるのでしょう。


そんな「さとり世代」ともうまくやっていかなければなりません。
ジェネレーションギャップとか考えず、受け入れていかないといけないですね。







おしまい