サラリーマンのあしあと

40代前半のサラリーマンが幸せな人生を模索してます

【本の紹介】「プロカウンセラーの一瞬で心を見抜く技術」前田大輔(著)その1



どんなに他人とコミュニケーションをとるのが苦手な人でも、世の中で生きていくには、自分以外の他人となにがしかのコミュニケーションをとらざるを得ません。
例外ももちろんありますが、基本的には他人とある程度の良好な関係を築く必要があります。



企業で働いている人は、上司・部下・同僚・取引先の担当者と良好な関係を築くことが高給取りにつながります。
プライベートでは、家族・友達・好きな異性と良好な関係を築くことで幸せな人生に近づくことができます。



近頃、人間関係は必要最低限で良いと考え、広げる意思のない人が増えているようです。
孤独を貫くことが美徳であるという人もいます。
ただし、そういう人でも、多少の人間関係はあるわけです。



10年後、20年後はどうなっているかわかりませんが、当分の間は人との接点をゼロにすることは出来ないでしょう。
世の中で生きていくとはそんなものです。



人が世の中で生きていく上では、相手の心を一瞬で見抜くスキルがあれば、他人と良好な関係を築く武器となります。
仕事もプライベートも自分の思い通りになるのではないでしょうか。


でも、そんなスキルを身に付けるのは、なかなか難しいでしょう。
というか、そんなスキルがあるのかも疑問です。


ちなみに、本書はどちらかというと、あたかも相手の心を読んでいるかのように話すにはどのようにしたら良いか、について書かれています。


けっして、実際に相手の心を一瞬にして見抜くスキルではありません。
相手の心を一瞬にして見抜いたようにみせるスキルがたくさん紹介されている本です。
そんなスキルを持ち合せた人を著者は「心理の達人」としており、「心理の達人」になりましょうと述べています。


また、本書は今人生に行き詰まっている人が読めば非常に気持ちが楽になる本でもあります。
それは、行き詰まっている原因がなんとなく理解できるからです。



前置きが長くなりましたが、本書を読んで参考になったことや活用できそうなことについて紹介させて頂きます。



【心理カウンセリングの真の目標は、クライアントの心を健康な状態に導くことです。】


著者は「健康な心」の特徴を3つあげています。


一つ目は、

たくさん人生の選択肢があり、今の人生は自分の選んだ人生だという誇りを持てる状態。


二つ目は、

不安、恐怖、怒り、憎しみ、妬み、後悔といった不愉快な感情よりも、安心、希望、満足、勇気、感謝などの好ましい感情が自然と多く浮かんでくる状態。


三つ目は、

何かにぶつかったとき、問題を単純化し、よりシンプルに考えられる状態。


プロのカウンセラーは、さまざまなテクニックを
駆使して相談者の「不健康な心」を「健康な心」に導くことが仕事のようです。




今日は、このくらいにして明日以降に技術的な内容を紹介させて頂きます。
参考になることが多かったので、その1~4まで4回にわたって紹介させていただきます。


その2に続く




おしまい