サラリーマンのあしあと

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【本の紹介】「黄金のアウトプット術」成毛眞(著)その3

その2の続き

著者は、アウトプットはSNSで、インプットは書籍やテレビからおこなうことが、ハードルが低く、まずはここから始めると良いと述べています。
また、ハードルは高いが対話によるアウトプット、インプットもしたほうがいいし、すべきであるとも述べています。


その3では、「第6章 アウトプットを極上にする対話術」について、参考になったことを紹介させていただきます。



【人を褒めるならアウトプットを褒めろ】

聞いていることになかなか答えてもらえない、教えて欲しいと思っていることにたどりつけない理由が、相手が自分に心を開いてくれていないからだと感じることがあります。
著者は心を開いてくれない理由は、聞く側にあると述べています。


心を開いてもらうには、相手をリスペクトしていることを伝えること、それも相手の存在そのものではなく、アウトプットをリスペクトしていることを伝えることがポイントのようです。

例えば、職人であれば、作品をそのまま素直に美しい、素晴らしいと言えば良いし、農家であれば畑で作った農作物を美味しく食べれば良いです。
また、職人に弟子がいれば弟子を、農家に後継者がいれば後継者を褒めれば良いです。
なぜなら、人材もアウトプットだからです。


このように、人を褒めるにはアウトプットを褒めるべきです
そのために、著者はその人のアウトプットにどのようなものがあるか、関心をもたなければならないと述べています。


アウトプットを褒めることについて、アウトプットにはどのようなものがあるのか等を、また別の機会にブログでいろいろと検討しようと考えています。


【飲み会は情報収集には不向き】

著者は、誰かを飲みに誘うのはなぜかについて、その誰かと仲良くなりたいからだと述べています。
一緒に飲むということは、同じ空間を共有し、会話を楽しみ、仲良くなるということです。
一緒に飲むことの目的が、仲良くなることであるため、インプットには向いておらず、飲んだらこちらからどんどんアウトプットする場にしたら良いのです。




その1からその3まで、3回にわたって、この本を紹介してきましたが、他にも参考になったことがいくつかありました。
きりがないので、最後に一つだけ「はじめに」で述べられていたことについて紹介します。


著者は、「はじめに」で、次のように述べています。

『得た情報をどのように発信して、自分の血肉とするか、価値あるものに変えていくのか、もっとわかりやすく言えば、「お金」に変えるのかを意識せよ。』

アウトプットを意識的に行っているビジネスパーソンは極少のため、アウトプットをするだけで他者と差別化が図れます。
アウトプットの目的が「お金」なのかどうかは、人それぞれですが、良質なアウトプットができるようになれば、人生の幅が広がるような気がします。





おしまい