サラリーマンのあしあと

40代前半のサラリーマンが幸せな人生を模索してます

【本の紹介】「黄金のアウトプット術」成毛眞(著)その2

その1の続き

【話をすることは文章を書くよりも難しい】

話すことは誰にでもできます。
しかし、わかりやすく、面白く話せる人は驚くほど少ない。
著者は、わかりやすく、面白く話すには事前の準備が必要で、話し下手は準備の必要性を知らないだけだと述べています。

また、相手にうまく伝わからないのは、自分自身がその内容を理解していないからだと述べています。
そういえば、池上彰さんの著書でも同様のことが書いてありました。


【嫌いなもの、苦手なものには近づかない】

知識のインプットが過剰な人は真面目な人が多く、中には、苦手なものを克服したい、嫌いなものを好きになりたい、そのための努力の一環として、インプットに励んでる人がいます。

しかし、30歳を過ぎている人については、時間の無駄であり、そんなことに時間を浪費するなら、得意なことをもっと得意にし、好きなものを好きにするために労力を注ぎ込み、その分野で周りに差をつけ、差別化を図るべきだと著者は述べています。

著者は唯一の例外があることも述べています。
それは、書くことや話すことなど、考えを伝える方法、つまりは自分自身のアウトプットのスキルアップです。


若干話がずれるかもしれませんが、、、

そういえば、ピーター・ドラッカーの有名な言葉に、次のようなものがあります。
「不得手なことの改善にあまり時間を使ってはいけない。自らの強みに集中すべきである。無能を並みの水準にするには、一流を超一流にするよりも、はるかに多くのエネルギーと努力を必要とする。」
限られた時間のなかで、やるべきことを絞るにあたり、強みを伸ばす方が成果をだしやすいということだと思います。


僕は上司や周りの同僚から弱みを指摘され、改善を促されたことが幾度となくあります。
仕事上の致命的な弱点については、もちろん改善する必要があります。
ただ、凡人が優秀な人間と競争するとなると、限られた時間の中で、全てを平均以上にするよりも、強みを伸ばすし、何か一つ誰にも負けない武器を身に付ける方が、結果的に戦いやすいような気がします。


ドラッカーについては、上記以外にも人生のためになる有名な言葉がたくさんあります。
これは、また別の機会に紹介させていただきます。



著者は、最後の章で対話によるアウトプット、インプットについて言及しています。
もっとも手軽でハードルが低いアウトプットはSNSで、インプットは書籍やテレビであり、はじめるならここからが良いと述べています。
しかし、対話によるアウトプット、インプットもしたほうがいいし、やるべきだとも述べています。


対話によるアウトプット、インプットはその3で紹介させていただきます。




おしまい