サラリーマンのあしあと

40代前半のサラリーマンが幸せな人生を模索してます

【本の紹介】「本棚にもルールがある」成毛眞(著)その1




愛読家にとって、本の保管場所を確保するのは非常に大変なことです。
そのような人には、本書に書かれている本棚ルールはとても参考になると思います。

また、本書には本棚ルール導入による良著との出会いからアウトプットまでのノウハウがわかりやすくまとめられています。
本書は、読書により自己を成長させたいと考えている人にとって必読の書であると思います。



さっそくですが、参考になったことについて紹介させていただきます。




【気になった本は、片っ端から買うべきだ】


読書量が増え気分が赴くままに本を買っていると、すぐに本棚がいっぱいになります。
ただし、著者はそこで買う本をセーブするのは愚かな人間がすることだと述べています。

著者は理由を3つあげています。

ひとつめは、本を読めば読むほど、昨日まで知らなかったことを知ることができる。

ふたつめは、多くの本を読めば本を読まない平凡な人とは違った人間になれる。

みっつめは、優れた経営者やクリエイティブな人間は本をたくさん読んでいる。


とにかく、良著をたくさん読むことが大事なことであり、増えた本は本棚ルールに従って断捨離すれば良いのでしょう。





現代社会をサバイバルするのに必須な条件は「有益で鮮度が高い情報を仕入れること」と「それを活かすことである」】




一昔前なら情報や知識をたくさんインプットすることが他と差別化するのに有利だったかもしれませんが、今はネットですぐに調べることができ、誰でも情報や知識のインプットができます。

だから、いかに「鋭い情報」を持っているか、それをどう使いこなせるかが重要なのです。


おそらく使いこなすとはアウトプットすることでしょうが、ブログや人との会話でどんどんアウトプットしていきたいです。




【本は読んだそばから忘れていい】



著者は「読んだ本を全部覚えているか」と質問されることがあるが、そんなわけはないと述べています。
全部覚えるなんてことを自分に課したら、読書は苦痛の何ものでもなくなると考えており、面白がって読んでいるうちに自然と新しい知見を得られることが、読書の醍醐味だと述べています。



確かに本を読んでも翌日にはほとんどの内容を忘れています。
僕はそれが許せずどうやったら、読んだ内容がすべて頭に残るかについて試行錯誤したことがあります。
忘れてしまうことに対して、読書が無駄に感じることも多々ありました。
完璧を求めていたのでしょう。


最近は、一冊の本に対して参考になった内容を数点だけ書き留め、書き留めた内容が簡単に読み返せるようにしています。

そういう意味では、ブログって便利ですね。
もっと前からやってたら良かったとつくづく思います。





【その人が成長している限り、読むべき本はどんどん変化していき、新しくなっていく。それがあるべき姿だ。】




著者は読む本が新しくならず、本棚が一年たっても代わり映えしなければ、自分自身が全く成長していないことを意味するのだと述べています。


また、本棚にある本で、過去の自分を把握し、未来のなりたい自分を知ることができ、まだ読んでない本は「自分は将来こんな知識を持った人間になりたい」という意思表示であると述べています。


そして、他人と違う自分になるには多くの他人が知らない良著を見つけ出し、それを読むことが一番であり新しい本を読み続けることが、人とは違う自分になる近道とのことです。


他人の多くが読んでいないような良著に出会うためにも、まずはたくさん本を読むことが大事なのではないでしょうか。





【若いうちから目線を高く保ち、広い領域を見渡す努力は必要だ。そのひとつが、一見、仕事とは関係ない本を読むことなのだ。】




著者は、目の前の仕事からは得られない視点を持てないと仕事のスケールは広がらないと述べています。
だから、どんな仕事をしている人でも出世をのぞむのであれば、仕事に無関係な本を読むべきだということです。


ある一定の役職や年齢になると、人間の幅が必要になるのだと思います。
とても必要な無形資産であり、豊かな人生にもつながるはずです。
ただし、これはすぐに成果が出るような話ではなくある程度の期間、継続してたくさんの良著に出会い読み続ける必要があります。

慣れるまでは大変そうですね。



今日はこのくらいにして、続きはその2で紹介させていただきます。






おしまい