サラリーマンのあしあと

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【本の紹介】「大人げない大人になれ!」成毛眞(著)その3

大人げない大人になれ!

大人げない大人になれ!



その2の続き



【神話をつくろう】


著者は自分自身のたったひとつの神話が、より多くの人を惹き付けることにつながることもあると述べています。

そして、自分のやり方の面白さは自分が一番わかっているのだから、こういう逸話は自分で作り出さなければならないとしています。
いかに面白く自慢を聞いてもらえるかを考えださなければならないのです。



ネオテニーという進化論】


難しい学術的な話はさておき、人間の進化には学習期間・教育期間が長くなることが影響しているらしいです。
新たな発見と知識の積み上げが、人間を進化させたのであれば、確かに学習期間は重要で、さらに長くなることが望まれるのも理解できます。

少し趣旨が異なりますが、人が社会人になるまでに、経験しないといけない学習・教育期間を今までよりも長くしないといけないという話は、最近注目されている「人生100年時代」の話にも出てきます。

何かの機会に、ゆっくりと検討したいです。






それでは、その他の参考になったことを箇条書きで紹介させて頂きます。



・創造性とは、どれだけ平均的な発想から逸脱できるかということである。
(いつも周囲の空気を読んだり、皆と同じことをしている人は無理です。)


マイクロソフトは昔は高卒、大卒に関係なく、全てが一芸入社状態だった。


・読書において重要なことは、大事なことは記憶することではなく、本を読むことで衝撃を受け、自分の内部に精神的な組み換えを発生させることだ。



最後に本書で一番共感できたことを紹介させていただきます。




【私は、自分のことをいい加減な人間であると自覚しているし、他人から見ればふざけた性格であると思う。それでも、これまでに自分の性格を変えようと思ったことは一度もない。その必要があるとも思わないが、そもそも、意識的に自分を根本から変えることは無理だと考えているからだ。】



著者がかなりの成功者であるから、非常に説得力があります。
ここの文章だけでも、10年前に出会えて良かったです。
当時はかなりの衝撃でした。




本書の内容は賛否両論なところが多々あると思いますが、仕事や人生に行き詰まっている人には今の状況を変えるヒントがたくさん詰まっているのではないでしょうか。






おしまい